本のクチコミから自分を知る。

思考回路

ブログを始めるにあたり・・・

ブログ初心者向けのまとめサイトなどに
お邪魔すると、
いかに、

”人から読まれる文章”

を書けるかどうかが大事だと書いてある。


書く内容以前に、ライティングにはコツがあり、
参考になるおすすめの本などが紹介されていたりする。
(あくまで、稼ぎたい人向けなのだが)

知らない人のおススメに乗る?乗らない?

昔から、書くことは好きだけれど、別に賞をもらったこともないし、
褒められる事もなかった。

あるのは、謎の自信だけ、という頼りなさ。

やっぱり、何か取り付く島があった方が良いかな~と
おすすめの本とやらを探しに本屋へ行くのだが、
見つからない。
店員に聞けば良いのに、聞きもしない。

・・・というか、多分見つける気がないのだ。

  1. 気の合う人と偶然の出会い
  2. 思い描いた人と理想の出会い
  3. 知らない人の紹介

人に例えると、分かりやすいけど、
3は、ときめかないのよね。

やっぱり、自分で選んでみる。

とある本屋で一冊の本が目についた。

読みたいことを、書けばいい。 田中泰延著

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 [ 田中 泰延 ]

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感想(18件)

表紙には、何の装飾もなく、このタイトルのみという
シンプルさ。

まぎれもなく、私が誰かに言って欲しかった言葉!!!

誰かに読まれる事を意識して書くよりも、
自分の好きなように書きたい私にとって、
きっと金言だらけに違いないと、即購入。

クチコミで簡単に撃沈する

恐ろしいくらい、本を読むのが遅くて
途中ですぐに飽きる私でも、サクサク読める。

おー、なるほど!とか、
心に留めて置きたいセンテンスにも出会い、
買ってよかったなぁーと思った。

なかなかいいペースで半分くらい読んだところで、
ふと、この本の評価が気になってしまったのです。

自分が良かったと思うポイントを、
誰かも良かったと感じているのか?

せめて、最後まで読んでからにすれば良いものを、
読んでいる途中、Amazonでクチコミを見てしまう・・・

こういう時、いい評価よりも悪い評価に目が行ってしまうのは
分かり切っているのに。だ。

結果、

辛辣なクチコミを読み漁ってしまいー

急に、つまらない本を読んでいる気になってしまいー

読むのを中断してしまう。

そして。
自分に、心底呆れた。

この世に著書を出している作家、ライターは
こんな評価をいちいち気にする暇などないのか、
自分の書いたものに絶対的な愛情があるのか、
とにかくものすごいメンタルだ。

人の書いた本をちょこっと読むだけで、
いちいち評価を気にする小市民な私には
人にほとんど読まれないブログを書くのが
関の山だ。

読まれなきゃ批判もされない訳で、
でも、それもなんだかなー。

少数派という名の多数派

知らない人のおススメは素直に受け入れない、
少数精鋭のつもりでいる癖に、

自分が良いと思ったものを人がどう思ったか
気になるのだ。
自分は人とはちょっと違った少数派だと思っていたが、
どうやら違うみたい。

そもそも、

”私は多数派です”
”私はいたって普通です”

なんて言ってる人に会ったことない。

”普通の人”というのは、他人からの目でしかない。

みんな、

自分はちょっと人と違う。

と思って生きている、私みたいな”自称少数派”しかいないし、
そんな人の集まりでしかない。

こうやって、この場に一生懸命、
わたし、人とは違う視点なんです~
みたいな文章を書いていることさえ、
少数派気取りの多数派でしかないことになる。

そして、本の続き。

数日放置した後、心を入れ替えて
もう一度、新たな気持ちで本を手に取る。

人の悪い評価を真に受けたけど、
途中で読むのを辞めたままじゃ、
悪い評価が正しいのかも分からないままになる。

結果、やっぱり私にとっては、良書だった!!!

ライティングのコツとか、具体的な事が書かれている
ハウツー本ではないのだけど、
今の自分に何が足りないのかが分かった。

何の技術も持たない私が
とりあえず出来そうなのは、

  • 嘘を書かない
  • 自分の為にかく
  • 書くことを楽しむ

それくらい。

でも、この本を人におススメしたいか?

と言われれば、しないかな。

上手な文章を書くためだけの本を読むことよりも、
知らない人のおススメの本を読むことよりも、
自分でいいと思って手に取った本を読んで、
何かを感じる方が楽しいから。

クチコミの必要性

道具とか、目的がはっきりしていて
実用性重視のものは、クチコミの意味があるけど、

本、映画、音楽、絵画
鑑賞するもののクチコミは見ない方がいいね、

私の場合。

良いと思ったものを、人の評価で簡単に変えるなんて、
もったいないことしない方がいい。


ちなみに、最近
仲良くしてる友人たちから、
度々本が送られてくる事が続いた。

私にとって必要な友が
わたしにおススメしてくれた本は、
きっと何かの糧になると思っている。

ありがたく、そのうち読みます(笑)

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