介護してる、されてる皆様、お疲れさまです!
今日は、私自身が直面していて最も困っていることのひとつ、
認知症の人の電話について書いてみたいと思います。
具体的には、
あり得ないくらい頻繁に電話がかかって来る
という問題なのですが、これについては残念ながら
未だスッキリ解決できる方法がないというのが現状です。
が、自分の経験から、
もしかしたら役に立つかもしれない事を
書けたらいいなぁー。と思っています。
また、まだそんなに酷くはないけど、
認知が進み、これから起こるかもしれない事への
心の備えとして読んでいただけると幸いです。
電話の持つ意味
介護者が同居していない認知症の人にとって、
電話は、家族に繋がるめちゃくちゃ大事なアイテムなのです。
身近に認知症の人が居なくて、全く実際を知らないと、
忘れていく、覚えられない事を
”意外と嫌なことを忘れられて良いんじゃないの?”
と楽観的に考える方もいるかも知れませんが、
実際は、悲観しかありません。
- いつも出来ていたことが分からない
- ものがすぐになくなる
(自分でしまい込んだり置き忘れる) - 日時がわからないので今、やるべきことが分からない
- 何か忘れているのではないか?
…という感じで、
ずっと漠然とした不安を感じています。

なにすればいいんだっけ?
そんな時に、誰かに電話して聞こう!
となる訳です。
でも問題は頻度。ストーカーかっ?!って位の頻繁な電話に
介護者は追い込まれます。
単純に電話に出ないで無視すると、別の人に迷惑をかけたり
救急車を呼んだりと、とんでもない問題が起きてしまい、
余計に追い込まれてしまうのです…

一番辛いのは、終わりがないこと。
困っている人、多数⁈
電話が認知症の人にとって
”魔法のアイテム”
だとしたら、介護する家族にとっては
”悪魔のアイテム”
私自身も、4年前から
現在進行形でとても困っているのが、頻繁な電話なんです。

何とかならないものかな~
- 認知症 電話 発信制限
- 認知症 電話 頻繁
- 認知症 電話 対策
「認知症 電話」というキーワードで調べて行くうち、
同じことで困っている人がすっごい沢山いる事を知りました。
でも、これと言って解決法がないなんて・・・泣
電話の困った話、ふくちゃん編
認知症の症状と言うのは、本当に気まぐれ。。。
一時的なものだったり、コロコロと感情も変わる。
でも、ふくちゃんの、電話問題はかれこれ4年。
とにかく、不安を和らげたら自分も楽になると思って
一生懸命に対応していたのだけど、これって裏目だったのかなぁ・・・
電話の回数
昨年の9月の記録
日、月、火曜日を抜粋して2週分載せてます。
日曜日と、火曜日はデイサービスが無いので、
結構つらい日なのです。
赤字になってるのは、救急車を呼んでます。
(私の携帯電話を”救急”と登録してる)

これが日常の異常。
- 1日 30~50件以上の電話
- 留守電 15件以上
- 携帯 10~20件以上
(下)地下鉄の時刻表ではありません笑
chocofumiの地獄表です泣

早朝4時台~、8時過ぎにふくちゃんの所に行くまで、
ずっと電話かけまくってる。
黒い字は、家の電話。
赤い字は、携帯電話(救急)
ピンクの蛍光ラインにちゅーもーく。
1分に2回、ほぼ1分おき!
こういう状況を、ウェブカメラで見ると、
電話を切ったら、すぐにまた電話をかけている。
もう、こうなると、電話をかける事が目的となり、
電話に出ようが出まいが、何を言おうが、
気が済むことはないのです。
別のことに気が向くまで待つしかない。
電話の時間
もちろん、早朝、夜中、関係なし。
起こされる。寝れない。
かけ方には特徴があり、
一日中だらだらとかかって来るというよりは、
上記の写真のように、ある時間に狂ったように
かかって来ることが多い。
私はこれを、
電話発作
と勝手に呼んでいる。
電話を取るか、取るまいか。
電話をかける相手はほとんどが私。
ほぼひとりで対応してます。
あまりに連続なので、出ない事もしょっちゅうあります。
会話は、毎回同じだし、どんなに丁寧に返事しても、
安心させてあげようと受け答えしても、
あまり効果はなく、すぐにまたかかって来る。
- 電話に出ても、かかって来る。
- 電話に出ないと、すぐにかかって来る。
- 留守電に言いたいことを言ってもかかって来る
- 留守電が一杯で録音出来ないとすぐかかって来る
↓自宅電話で埒があかないと・・・
- 携帯電話(救急だと思ってる)にかかって来る。
↓携帯も何度かつながらないと・・・
- 本当に119にかけてしまう。

結局、すぐかかって来る・・・
電話の困ったに、対応する方法
ここまで読んで頂いたのに、
この状況に解決法が無いだなんて、本当にすみません。
微力ではありますけど、私が気が付いたこと、
した方が良いこと、しない方が良いこと。
をまとめてみました。
少しでも、1つでも参考になるものがあると良いのですが。
全部に対応出来なくて良い。
私は、専業主婦ですから対応しようと思えば
いくらでも出来るわけですが、
絶対に一人で何とかしようとしないで下さい。

ふつーに、無理。
時々出るだけで大丈夫。
”全て忘れていく”という事を利用しましょう。
でも、電話に出ないで楽になるかっていうと、
そうでもないんだな。
無視する事も精神的には負担になるけど、
罪悪感なんて持たなくていいんだよ。
嘘も方便。
これは、大事です。
初めの頃は、出かける予定などを丁寧に伝えてました。
夕方には帰ってくるからと正直に言ったときに限って
余計に不安になり、携帯に電話をかけまくる、
という事がよくありました。
忙しくて、電話なんてかけて来てほしくない時ほど、
「何かあったら、いつでも電話して」
と言います。
電話でちょっと来てほしいと言われたら、
絶対に無理な状況でも
「分かった。すぐそっちに行くね!」
(絶対行かないけど)
この優しい嘘が必要です。
こちらの都合を正直に伝えるのは、
認知症の人にはあまり意味がありません。
電話を切るときに、

これで、安心だわ。
こう思わせる事を心がけましょう。
私は、何度電話がかかってきても、
内容がどうであれ、言う事は同じ。

今、ちょうどそっちに行くところ!
指摘しない。
本人は、毎回初めて電話をかけているつもりでいます。
間違っても、「何回電話してきてるとおもってるの?!
いい加減にしてよー」
とか言わないでね。逆切れ必至。
私は何度もこのセリフを吐いて、
収集つかなくなりました・・・。
でも、これもすぐ忘れちゃうので、
キレちゃっても、気にするは必要なし。
他人に電話をかけちゃう対応。
連続で救急車を呼んでしまった事があるふくちゃん。
さすがの私もほとほと疲れました。
介護の限界を感じました。
- 救急隊の方に自分の連絡先を伝えておく。
(万が一救急要請したとき、救急から私に連絡をくれます) - ワンタッチダイヤルに、”救急”と登録して自分の携帯番号を登録する。
(119にかける頻度が減るけど、救急隊のお芝居をするのは
結構疲れます汗) - 電話周りの番号のメモや電話帳、アドレス帳をすべて撤去して、
かけて良い番号だけを、電話の近くに分かりやすくまとめておく。
時々、発信履歴をチェックして、
誰かに何度もかけたりしてないか、確認しましょう。
電話線を抜いちゃう?
ふくちゃんの場合は、余計不安になって、
ご近所さんに駆け込んでしましました。
いつもしていた事が出来なくなるので、
軽くパニックになる可能性があります。
あまりお勧めはしません・・・
誰かに出てもらう。
たまに、誰かに頼みましょう。
認知症の人は、会話の内容と、相手が
パターン化している感じがあるので、
時々違う声の人が入るとちょっと空気が変わることがあります。
そういう時も、こう言ってもらいましょう。

chocofumiならさっきそっちに行きましたよ!
外部からかかって来る電話
悪質なセールスや、詐欺まがいの電話が
かかって来ることもあります。
基本的には、常に留守番電話にして置き、
相手を確認できたら電話に出る。
のが好ましいです。
言っても、忘れちゃうけどね・・・
あとは、時々着信履歴をチェックしておくこと。

まとめ。
本人は、毎回初めて電話をかけているつもり。

嘘でしょ?!
電話を受ける方は、耐え難い状況です。。。
親身になりすぎず、安心する嘘をつき続ける。
要求は際限も常識もなく、とめどなく続きます。
電話で色々な要求をしてきますが、
本当の目的はただ一つ。
不安な気持ちを何とかしたい。
なんじゃないかと思います。
認知が進むと電話すら出来なくなる時が来ます。
何回も電話してくるなんて、元気な証拠です。
分かっちゃいるけどね。
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