フライパン問題

暮らし

このブログを覗いて下さっている方々で、
勘の良い方は薄々感じていると思いますが。

私、けっこうアホなんです。

ブランドとか、知名度をヨシとしてはいないのだけど、
いかんせん、好きなモノには
けっこう糸目をつけずにつぎ込むタイプ。
(収入ないくせによー)

ものによってはプチプラも大好きだけど、
毎日でも使うものには、
けっこう思い切ってしまうのです。

「あんなに高かったから、大事に使おう。」

という、自分との固い約束は
いつの間にか忘れ去られる。

熱しやすく、冷めやすい

ーーーのはフライパンじゃなくて、私。

フライパンを嫌いになる瞬間。
というのがあるとしたら、

いつもの料理がくっつくようになる時。

テフロン加工のものを長く使ってると
段々劣化してきて焦げ付くようになる。
そうして買い替えを検討する。
というのがほとんどの人が通る道だと思う。

普段は、健康!環境!とかすごく気にしている
という訳でもないのに、
”テフロン加工が体に悪い”
というのをどこかで聞きかじり、
当たり前のように使い捨てるのも嫌になったときに、
とあるフライパンに出会った。

身体には無害なノンスティック加工
油も最小限で美味しく焼ける
お手入れで長持ち
なんと、製品10年間保証

これしかない!!!

って思っちゃったよね。
目が出るほど高かったそのフライパンは、
3年を迎える前にくっつくようになる。
私のお手入れ不足が原因のひとつのようで、
それだと保証の対象外・・・とな。
何とかだましだまし延命したが、
餃子と焼きそばで、完全に心が折れた。

かなり思い切って買ったから、
いつもよりは、すごく綺麗に使ってた(つもり)

ほんとに私がアホなのは、ここからです。

「高きゃいい。」

っていうのが良い訳ではなく、
それなりにお手入れも使い方も気を付けないと
長く使えないんだな。

って分かったうえで、
またそこそこ高いフライパンに
手を出した。

そちらは、自分が15年以上愛用している
圧力鍋のメーカーだったから、
これは絶対大丈夫だろうと。

こちらは、人体に無害とかいう触れ込みはなく、
結局私のこだわりなんて、
こだわりでも何でもないってゆぅね・・・

早く焦げ付く日々から解放されたい一心で
購入をいたしましたが、

1年も経たずに、


あれ??????

となり始め、
元々油は不要と唄っていたのだが、
1年過ぎた頃には、油を使わないと
ほぼくっくつようになった。

しかし!こちらのフライパン、
テフロンの再加工が可能で、
新品同様になるらしい。

でもね、2サイズのフライパンを
再加工すると、1万円を軽く超える。

また1年で焦げ付くくらいなら、
安いフライパンで良くね?

とまた思考が数年前にタイムスリップ。

今は、
今にも焦げ付きそうなフライパンと共に、
日々を過ごしている。

(まだ買わないで頑張ってる)

敗因

私の高級フライパンすぐに焦げ付く案件。

実は、原因はほぼ特定できている。

ノンスティック加工フライパン禁忌である

強火使用

これに尽きる。
くっつかない加工を施してあるフライパンは、
中火以下で使用しないとダメなのよ。

本当に強火で炒めたい青菜とかは、
鉄の中華鍋で煙をもくもく出して
炒めていたのだから、

強火で使いたいなら
フライパンも鉄にすれば良かったのだけど、
お手入れが面倒そうだと敬遠していた。

ここで、いつもの私なら、
鉄のフライパンに飛びつくのだが、
さすがの私も学習した。

焦げ付きと戦いながら、
冷静に考える作戦をたてた。

何年も前に友人からタダで譲ってもらった
スキレット(もちろん鉄)

年に数回使って、
やっぱり鉄はめんどくさいなーと、
しまい込んでいたのだが、
スキレットがちゃんと使えたら、
鉄のフライパンを考えることにしようと、
使い始めた。

案の定、錆が出ていたから
初めから油慣らしをし直して、
普段の料理に使い始めた。

私ひとりか、オットと二人のつまみを作るくらいなら、
小さなスキレットがジャストサイズで、
使い始めたらすごく重宝し始めた。

ベーコンを炒めても、
目玉焼きを作っても、
野菜を焼いても、

妙に美味しい

万が一焦げ付いても、
心置きなくゴリゴリこすって洗える。

一番の最高ポイントは、やっぱり
強火で使っても平気なところ。

しばらくは、焦げ付きそうなテフロンと、
小さなスキレットで過ごすことに。

頭の中にマトリックス。

ところで、皆さんは、
何か決める時に、優先順位どうしてますか?

冒頭に、自分がアホだと書きましたが、
まさに、この優先順位をつけるのが
とても苦手です。

機能、価格、イメージ、色、コンセプト、大きさ、重さ・・・

フライパンを買うとして、
まぁ、上記のような検討材料が色々とあるのですが、

私の場合、どれかが突出して良かったら、
他の条件はどうでも良くなる。

という思考回路なので、
1つ目のフライパンは、
コンセプトが気に入り、
もう、他の情報はどうでも良くなる。

結果、ものすごく高くて、重い。
とか、そんな失敗ばかりです。

何かを決める時に迷ったら、

「頭の中にマトリックス」

と、オットに言われて20数年・・・

箇条書きにしないで、
表を作って、
縦軸に条件、横軸に比較対象。
それぞれに、○△×の評価を書きこむ。

それを使って比較検討すれば
一目瞭然で、これだね!って言うのが分かる。

実際このマトリックスを作って
(頭の中で出来ないから、書く)
比較検討したりもするけど、
もう、気に入ってしまったものがある時は、
全く意味をなさないんだよねー。

これって、私が突出してアホなのではなくて、
男女の脳の違いなのか?

とにもかくにも、
しばらくは今のフライパン布陣で
過ごそうと思う。

(しかし・・・時々スーパーの特売の1080円
フライパンを手に取ってしまいそうになる)

スキレットで目玉焼きを作って、
子供時代を思い出した。

昭和の母が作る目玉焼きは、
底と外周が茶色く焦げて固くなって、
大嫌いだった。
(当時はテフロンとか無かった)

スキレットで焼いたのは、
母が作っていたみたいな目玉焼きで、
懐かしさと同時に、

母に申し訳ない気持ち、
嫌いだったものが好きになる嬉しさ
がこみ上げる。

私は、

私は、
大人になったんだな。

アホのまま・・・

という、結論



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