友達は存在だ。

思考回路

日頃から、会ってない友達、元気かな?とか
よく思いを巡らせている。
結局、友達ってなんなんだろうな、なんて
考える事もある。


以前、

「主婦の考える友達。」

という記事を書いたのだけど、他の記事よりも、
圧倒的に閲覧数が多いのだ。
きっと、同年代で”友達”について色々考える人が
多いのかな・・・?と感じています。

主婦が考える友達。
...

突然の喪中はがき

一昨年の11月。
友達の旦那さんから、喪中ハガキが届いた。

友達は、その夏に亡くなっていた。
かねてから療養中であったと書かれていた。

この10年でも、1,2度しか会ってなかったし、
年賀状も引っ越したりでしばらく途絶えていた。

私は、彼女が大変な時に何も知らずに、
過ごしていたのだと思い、少し泣いた。

連絡をしていたら、生きてるうちに会う事ができたのに、
なぜ、自分から連絡しなかったのか、
彼女は連絡をくれなかったのか、
しばらく考えていた。

私は、彼女にとって
それほど思い入れのある友達ではなかった。

単純にそうだったのかもしれない。
でも、逆の立場で考えてみたら、
何となくそうではないような気がした。

自分が療養していたとして、
自分で彼女に連絡をして、弱ってる自分と会って、
友達を心配させる・・・

私もしないかもしれない。
大事な友達だからこそ。
都合が良いかもしれないけど、
そんな考えに至った。

なんでもかんでも胸の内を話せる、
話さなきゃいけないという事もないのだ。

自分に色々な困難があるように、
相手にも色々な困難があると、想像できるからこそ、
伝えないでいてくれたのかもしれない。

私は、彼女の優しさに心から感謝している。

全部すっとばしても大丈夫。

中学生の時からの親友がいる。
その子とも、10年に1,2回の頻度でしか会わないし、
普段、連絡もとっていない。

20歳頃までは、頻繁に連絡を取って会っていた。
彼女は早くから働いていたから、
よく奢ってもらっていた。


一緒に買い物に出かけて、私が「これ可愛い♡」
と言ったものを、覚えていてくれて、
私が結婚する時に、
全部まとめてプレゼントしてくれた時は感動した。

子どもを産んで、連絡を取る頻度も減っていった。
連絡が途絶えて、10年以上経ったある時。
突然、彼女に無性に会いたくなった。
連絡先も分からず、いきなり実家を訪ねた。
(お母さまとも仲良しでしたので)

そこから、再び連絡を取ったのだけど、
彼女は、結婚し、旦那さんに帯同してアメリカに行き、
日本に帰って来たところだった。
そして、子供も3人いた。

私は、結婚したことすら知らされなかったのだ(笑)

こういう時、
「友達なら、知らせてくれるものじゃないの?」
とか普通は思うでしょうか・・・?

友達に知らせる事、伝える事は義務じゃないから。
私は、ないがしろにされる位が
付き合いやすい友達だと思っている。

だって。自分もちゃんとしなくていいもん。
楽に付き合える。

もちろん、それまでの相手との関係性とか
信頼感があるという自負があってこそだんだけど。

「もぉ!教えてくれなかったから、遅くなったけど。」

と、結婚と出産と新築と・・・
なんか分からないお祝いをしこたま抱えて
彼女に会いに行った。

いつも奢ってもらい、盛大に結婚祝いをくれた彼女が
結婚する時は、私も太っ腹にお祝いしたいと、
ずっと思っていたが、やっとつかえが取れた。

10年振りだろうが、20年ぶりだろうが、
会えばついこないだの続きみたいに会話が始まる。

何も求めない。存在さえあれば。

”40代 友達”

で検索すると、
”40代 友達がいない”

という検索ワードが上位にくる。

自分の生活や家族を優先する時期が長らくあり、
何だか疎遠になっていた友達から連絡が来たら、

マルチ商法とか、宗教とか何かの勧誘かと
場合によっては身構えるかもしれない。

私は、全くそんな事お構いなしで、
連絡をしてしまう、図々しいタイプなのかもしれない。

世間は、”親友”というものに
完璧を求めすぎているような気がする。

価値観が一緒でないとダメ、
密に連絡を取らないとダメ、
定期的に合わないとダメ、
多くの情報を共有しないとダメ、
何でも話せないとダメ、

極めつけは、


自分が思ってるのと同じくらい、
自分を友達だと思ってて欲しい。。。

・・・って。
そんな人いるわきゃない。

友達は、夫婦みたいに、契りを結ぶわけじゃない。

「ねぇ、私たち、いい友達だよね?」

なーんて確認する訳でもないもんね。

もし、あなたの友達が大事なことを伝えれくれなかった時、
どう思いますか?

それが、相手に対するあなたの答え。
そんな気がします・・・
(エラそーにw)

友達は、何も伝えなくてもいいものだと思う。
それをしなきゃ友達の意味が無いと言うのであれば、
相手も同じことを求めてくるに違いない。

なんでも話せるのは良い事ではある。
かと言って、
話せない事があるのがダメと言う訳ではないのだ。

長い間、連絡も取らず、会ってないのに、
こんなに堂々と連絡を取れちゃうのは、
友達の事を、とても頻繁に思い出しているからだと思う。

ついこないだ会ったみたいに、話が始まるのは、
多分、相手も私の事を時々思い出していたのではないか?

そう思っている。

だから、私には、長い間会っていないけど、
とても大切に思っている友達がたくさんいる。

一緒にランチに行かなくても、飲み会しなくても、
構わない。

友達とは、存在なのだ。

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